Nihonbashi Area日本橋エリア
日本の道路網の起点となる日本橋
江戸の名残をとどめ、
交通の要所として金融街や老舗百貨店などが連なるエリア
“江戸は日本橋”と慶長8年(1603)に五街道の起点とされ、諸国から多くの職人や商人が集まり、日本橋をはさんだ道沿いには商家が建ち並び、江戸城下の中心街として栄えてきました。
日本橋のたもとには、江戸庶民の台所を賄う魚河岸があり、その町筋には若旦那の社交場や花街が生まれ、江戸の経済を左右するほどの賑わいをみせていました。他にも商人の町として賑わった茅場町、幕府水軍の本拠地から金融の町となった兜町、江戸の名残を色濃く残す本石町、室町など、見どころがたくさんあります。現在でも老舗や企業、国の重要文化財に指定されている建物が並び、歴史と文化の香り漂う格調高い街並みを残しつつ、近年は東京駅の玄関口八重洲界隈などの再開発や、名橋「日本橋」上空の高架橋の撤去に向けた工事とともに水辺空間創出などが進められ、変わりゆく街並みをますます楽しめます。