Area introductionエリアガイド
江戸の城下町として埋め立て造成された中央区域は、江戸時代には武家屋敷(大名・旗本・御家人の居住地)や寺社地が大きく占める地区もありましたが、
日本橋を中心とする商業地には町人が多数居住する町地が広がっていました。
明治維新後は、旧町奉行支配下にあった東京市内が50区に分割されて土地の区画整理が実施され、
明治5年(1872)前後には旧武家地に独立した新しい町名を立てて町が誕生し、旧町の合併・改称なども進みました。
そして、明治11年(1878)の郡区町村編制法の制定により東京市15区が定められ、中央区の前身となる日本橋区・京橋区が設置されました。
当時の各区所属町は、日本橋区約140町・京橋区約150町の合計290以上にものぼる数の町がありました。
その後は、関東大震災と復興事業に伴う区画・町名整理、終戦後の昭和22年(1947)に誕生した中央区内の町名変更などがあり、
昭和37年(1962)の住居表示法に基づいて順次実施された区内の町名整理により、改めて町割りと町名・街区符号・住居番号などが表されるようになりました。
令和3年現在の中央区は、日本橋地域22町・京橋地域10町・月島地域5町の合計37町で構成されています。